スポンサーリンク

2012年1月24日火曜日

「鉛214」も「ビスマス214」も放射性物質。毒性・危険性に要注意。

2012年1月23日、関東地方や富山県で放射線量が急上昇しました。
東京都の小平市では、普段の2倍以上の放射線量を記録。詳しくは、当ブログの次の記事で整理しています。

【雪?】茨城県で放射線量が急上昇(放射能・セシウム急増?)

原因についてですが、「鉛214」や「ビスマス214」だとする意見がめだつようになりました。

ちょっと疑問に思うのは、「鉛214やビスマス214なら安心」と考える人がいることです。
放射性物質であることにはかわりはなく、原因がこれらだとしても、注意する必要はあるのではないでしょうか。

以下、参考までに茨城県のHPからの引用です。

自然放射性物質であるウランは,時間が経つとラドン-222という放射性物質に変わります。このラドン-222はガス状の物質であり,地中から大気中に放出されます。このラドン-222は更に変化して,鉛-214やビスマス-214となります。鉛-214やビスマス-214はラドン娘核種と呼ばれ,ラドン-222とともに自然放射性物質です。これらラドン娘核種は普段ちり状になって大気中を浮遊していますが,雨や雪が降ると雨滴や雪に付着して地表に落下します。この地表に落下したラドン娘核種から放出される放射線を検知して,やや高い線量率が検出されるのです。

茨城県HPより。

鉛-214やビスマス-214の毒性については、wikiが参考になります。
以下、wikiより。

影響を考える場合には、ウランが容器・建屋等に密封されている場合と、そうでない場合(非密封)に大別される。 また、ウランは上述のようにウラン系列、アクチニウム系列を形成するため、系列中の核種についても影響を考慮する必要がある。特に、ラドンは気体であるために注意が必要である。 密封されている場合には、ウランの出すアルファ線は遮蔽されているため、人体に対する影響は鉛214やビスマス214等のウラン系列でガンマ線強度が高いものだけを考えればよい。

wiki(劣化ウラン)より。

ざっと調べた限りでは、鉛214もビスマス214も、毒性が強く、危険性の高い放射性物質であるような印象です。


【関連記事】

【朝日新聞】「福島原発四号機の燃料溶解」が、最悪のシナリオ
【4号機】福島原発、水位低下→セシウム拡散(倒壊,避難範囲)
【白血病】大塚範一さんが食べた福島県産一覧(放射能?)
福島県で被災者支援した冬柴鉄三さんが「急性肺炎」で病死
【茨城県】放射能汚染マップ(除染が必要な市町村一覧)