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2013年5月28日火曜日

【これで安心】看護師の履歴書・志望動機の書き方と面接対策(転職)


看護師の選考では、ちょっとしたコツさえつかめば、高い評価を得ることができます。以下、重要なポイントをまとめてみました。


■「スキルアップしたい」や「教育制度をほめる」のは印象がよくないことも

志望動機で、「貴院は〇〇の分野でトップクラスなのでスキルアップしたい」とか「教育制度が整っているので〇〇の資格を得たい」「福利厚生に魅力を感じた」といったフレーズは、できれば書かない方がいいです。

人事の中には、「この人は給料をもらって勉強したいのか」などとがっかりする人がいるためです。give&takeの「takeの部分」を強調されるのをイヤがる面接官もいます。本音だとは思うのですが、「履歴書や職務経歴書に書いた方がいい本音」と「書かない方がいい本音」がありますので、ここはしっかり分けていきましょう。


■前職での成果をアピール

転職ですと、職務経験が重視されます。自己PRや志望動機で職務経験を述べる際、単にその仕事を経験したというだけでなく、自分なりにどんな工夫をしてどんな成果が出せたのかをアピールできると強いです。プロとは、数字で結果の出せる人。野球やサッカーでは、打率やゴールといった数字で評価されます。同様に、成果が数字で示せればポイントが高いです。

数字が示せない場合でも、自分が提案して改善できたことなどを具体的に添えるようにしてみましょう。「問題があったら積極的に改善していく姿勢」は好印象です。看護師の場合、研究会での発表などでもいいので、何等か積極的に活動したことを思い出してみてください。

ネット上に例文が掲載されていますが、成果が明確であるものが少ないのが残念です。何らか成果があった方が、他の志望者との違いがアピールでき、その分選考も通過しやすくなります。次のURLの例文は、「現在は外科病棟で主任補佐をしております。」という一文があってよいです。役職も一つの結果ですから、PRか志望理由のどちらかに添えておくと効果的です。

(参考)
・看護師の履歴書での志望動機例文
http://xn--fht14bfzogxe1pri22a.jp/siboudoukireibun.html


■面接では前職の退職理由が重視される

転職の場合、「前職の退職理由」が実によく聞かれます。ともするとネガティブなものが多いとは思うのですが、自分の中でポジティブに整理し直して伝えられるといいです。

たとえば、「残業が多く、健康を崩してしまった」とか「人間関係で苦労して辞めるにいたった」などの理由ですと、不安に感じる面接官がいます。「うちの病院でも体調が悪くなるのでは?」とか、「うちの病院でも人間関係でもめるのでは?」と思われることがあるのです。

こういう場合でも、辞めた理由は複数あるもの。ですので、どちらかというとポジティブなものを中心に伝えるようにします。「〇〇がイヤで辞めました」よりも、「前職でもやりがいがありましたが、将来的に〇〇の仕事がしたいという強い希望があり、退職しました」といった伝え方の方が、好感を持たれるケースが多いです。


■人材紹介会社のキャリアコンサルタントに相談

転職活動中の社会人の方は、履歴書の書き方や面接対策については、キャリアコンサルタントに相談することをお勧めします。キャリアコンサルタントは、たくさんの転職志望者の履歴書や職務経歴書に目を通していますので、客観的な意見を聞くことができます。

また、自分が書いた文章は、1週間後、1か月後、1年後に読み直すと、訂正したい箇所が複数見つかるものです。こうした点についても、他者の目を通すことで、すぐに気付くことができます。

転職サイトの中には、キャリアコンサルタントに会って相談ができるところがあります。そうしたサイトに登録し、自己PRできそうなことや、志望理由にできそうなことを相談してみましょう。その結果を生かして履歴書や職務経歴書をつくるようにすると、効率的。この際、一人のコンサルタントですと、少しアドバイスがかたよっていることがありますので、2人以上から意見を聞き、最後は自分の判断でアドバイスを取捨選択するようにすると、よりよいです。


■数多くのお手本や他人の履歴書にも目を通す

他人がどんな履歴書や職務経歴書を書いているかわからなければ、人との違いの出しようがありません。人との違いが出せなければ、平凡で印象に残らない履歴書や、面接の受け答えになってしまいます。なので、履歴書の作成に当たっては、できるだけ多くのお手本や例文に目を通しておくことも、きわめて重要。ネット上では、自己PRや志望動機の例文がたくさん紹介されています。実例を参考に、いい部分は採り入れつつも、他人とはひと味違う履歴書に完成させるのがコツです。