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2012年4月1日日曜日

【授業料無料】ハローワークの医療事務講座で資格取得する方法

離職中の社会人は、ハローワークの授業料無料の医療事務の資格取得講座を受講することができます。ただし、実費でテキスト代等が1~2万円かかります。以下、職業訓練の講師をした体験を踏まえて、ポイントを整理しておきたいと思います。

公的機関が行う授業料無料の職業訓練については、大きく2種類あります。

公共職業訓練
求職者支援制度(旧基金訓練。雇用保険の受給資格のない社会人が対象)

雇用保険の受給資格のない社会人とは、具体的には、主婦や、フリーター、無職の人などを指します。

講習会は、東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県、大阪府など、すべての都道府県で開講。政府や都道府県の事業で、失業中の人が手に職をつけ、再就職できるように、という趣旨で無料講座が行われているのです。基金訓練については、2011年9月で終了。その後、基金訓練が抜本的に見直され、求職者支援制度がスタートしました。


■公共職業訓練とは

受講生募集情報は、各都道府県・市役所のHPや専門機関(独立法人 高齢障害求職者雇用支援機構)のHPなどに掲載されています。

たとえば東京都の場合ですと、TOKYOはたらくネットなどで募集講座を探すことができます。

(東京都の職業訓練)
・TOKYOはたらくネット
http://www.hataraku.metro.tokyo.jp/school/index.html


■求職者支援制度とは

厚生労働省の委託事業で、実際に講座を行うのは民間企業。資格取得スクールの授業が、テキスト代等のみの格安の費用で受けられるのです。

全国の講座は、次の公式HPで検索することができます。

(検索ページ)
・求職者支援訓練認定コース情報検索ページ
http://nintei.jeed.or.jp/kyushokushien/search/

リンク先で全国の医療事務講座を調べてみますと、ニチイ学館日本医療事務協会(日本教育クリエイト)といった学校が訓練を開講していることが分かります。

「月収8万円以下」、「世帯の資産が少ない」などの条件が合えば、訓練期間中、月に10万円の職業訓練受講給付金をもらうこともできます。


■口コミ・評判

資格取得学校の評価や、職業訓練・職業訓練受講給付金のしくみについては、Yahoo!知恵袋で調べるのが便利。

・Yahoo!知恵袋(医療事務&職業訓練)
http://chiebukuro.search.yahoo.co.jp/search?p=%E5%8C%BB%E7%99%82%E4%BA%8B%E5%8B%99%E3%80%80%E8%81%B7%E6%A5%AD%E8%A8%93%E7%B7%B4&flg=3&class=1&UTF-8=ei&fr=common-navi


■問い合わせ&申し込み窓口

自治体や独立行政法人の広報はイマイチわかりにくいです。なので、ハローワークに直接問い合わせるのが手っ取り早いと思います。

全国のハローワークの場所と電話番号は、厚生労働省のHPで確認できます。

・ハローワークの場所と電話番号(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/kyujin/hwmap.html

くわしい講座の内容や選考方法については、各資格取得学校に聞くことができます。


■志望書・面接対策

求職者支援訓練も公共職業訓練も、応募多数の場合は、再就職意欲が高い人が優先される傾向があります。ですので、志願書・面接対策としては、医療事務の仕事をいかに本気で志望しているのかを熱く語るようにするとよいでしょう。

うまく選考を突破できた場合、受講生は失業保険の給付期間が延長される等の優遇措置もあります。


■有料講座も同時に検討

医療事務の資格は、とくに女性の間で大人気。そのため、競争倍率が2倍以上になることもしばしば。全員が受けられるわけではありません。

また、職業訓練という制度は、職業訓練校によって、あたりはずれの差が大きいです。ですので、事前の情報収集は入念にしておく必要があります。

医療事務は、試験に合格しなくては、意味がありません。なので、授業の中身や講師の質がいかに充実しているかが勝負。経済的に余裕があるのであれば、しっかりした内容の有料講座も選択肢に加え、比較検討するのがいいでしょう。


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