スポンサーリンク

2012年7月3日火曜日

【実例】就活のインターンシップの目的と重要性とは?(2015年版)

【インターンシップの目的と重要性とは】

*2015年1月17日更新版。

2015年に入って、2017年卒や2018年卒の皆さんも、インターンシップに参加し始める人が出ていることと思います。

今回の記事では、これまでキャリアコンサルタントとして学生の皆さんの就職活動を15年以上見守った経験を踏まえ、インターンの目的と重要性について、整理しておきたいと思います。


【インターンシップとは】

インターンとは、ご存じのように「職場体験」です。

有名なものの一つに、医者のインターンがありますね。医者のインターンの場合、病院で医師の卵として働き、必要最低限の知識や経験を獲得することを目的に行われています。


【就活のインターンは採用に関係のあるケースも】

就活のインターンも職場体験であることについては同じ。ですが、「採用とは関係がない」とうたっているインターンでも、実際は、インターンで評価が高かった学生は本番の採用選考で「一次面接免除」など、優遇される場合が少なくありません。とくに少人数のインターンの場合は、採用選考と関係があるケースが多いと感じます。


【「チームで結果を出す体験」が最重要】

「体育会の学生は、就職時に有利」
これ、よく言われています。実際それは事実です。その理由の一つに「厳しい環境の中で、チームで結果を出す体験をしていること」が挙げられます。

企業活動も結果にこだわります。プロとは、結果の出せる人。プロ野球でも、Jリーグのサッカーでもそうですよね。

ですので、体育会の活動をしている学生などは、必ずしもインターンに参加しなくても、きちんと結果が残せていれば就活はスムーズに進められることが多いです。

ただし、インターンには「就職のミスマッチの解消」という意義もあります。実際に体験してみたいことには、志望する仕事が本当に自分に合っているのかどうか、わかりません。その意味では、学生全員に取り組んでもらいたいところです。


【結果とは?】

リクルート系の人材会社などがよく「飛び込み営業インターン」を募集しています。この場合、結果とは、ずばり契約を取ることになります。契約の数や金額が大きなPRポイントになります。逆に言うと、営業インターンに参加したものの、まったく契約が取れなければ、その経験を自己PRで伝えても、就活時の評価は下がる傾向にあります。

実例としては、ある大手メーカーに内定した女子学生の場合は、「新製品の開発を提案・採用された」という成果を出しました。任された仕事はアルバイトと同じものでしたが、自ら提案して東京・池袋でアンケートを実施。そのデータを踏まえて新商品を提案し、それが実際発売されるに至った、という内容でした。彼女は、このインターンでの経験と成果をエントリーシートは面接でアピールし、高く評価されました。

また、数字でアピールできる成果も人事には好評です。

営業インターンであれば、

「営業インターン20人の中でトップの成績を出した」

といった成果が、面接等では高く評価される傾向があります。

「絶対第一志望内定」をめざすなら、今日から結果にこだわる生き方に徹することをおすすめします。


【関連記事】

就活スタート時に確認すべき7つの鉄則
どうする?インターンシップ・就活の面接「逆質問」