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2013年7月4日木曜日

【40代でもへっちゃら】中高年 転職 「6つの秘策」とは?


by ashinari

転職するなら35歳まで
私は、転職経験があるのですが、実際に就活をしてみて、それを痛感しました。

しかし、ハンデをはねのける方策はあります。

これまで人事やキャリアコンサルタントとして就活する方に接してきたことや、自身が40代で転職をしたことを踏まえて、「40代・中高年転職の成功の秘訣」について、メモに残しておきたいと思います。


■「応募し続けること」が何より重要

あるキャリアコンサルタントは、中高年の転職を成功させるポイントとして、応募し続けることが何より大切だと述べています。具体的には、次の6つをアドバイスしています。

1、求人は、すべての情報源を同時並行で常にチェックする
2、年齢などの求人条件、応募方法は無視する
3、応募書類には必ず「自己PR文」を添付する
4、どんな人を採用したいのか、面接官に逆質問をする
5、面接の際に出された条件はひとまず「丸のみ」する
6、内定が出た後に、給与・待遇の交渉を行なう

これらは、のべ4000人以上の転職活動を支援してきた佐々木一美氏からの助言です。

(ソース)
Jcastニュース:40代・50代が転職に成功するために必要な方法とは?

なかなかいいアドバイスだと思います。転職では、ご存じのように、「即戦力重視」という面があります。ですが、面接官の中には、最終的には人柄や熱意で採用する人が少なくありません。会ってみたら「この人と仕事がしたい」と感じてもらえるケースが意外とあるのです。

そして、いったん高く評価され、内定がもらえてしまえば、その後、多少の交渉ができたりします。


■35歳以上の転職は本当に不利なの?

転職サイトDODAの調査によれば、2007年から2013年の6年間に転職した人の中で、35歳以上の割合は、10%から23%と2倍以上増加。中途採用マーケットにおいて、即戦力のニーズが高まっているのだと言います。ただ、35歳以上で転職に成功しているといっても、IT、建築、電気、医療など、技術者の割合が高めです。

DODAのHPでも、「すべての人がいつでも転職できるというわけではない」と釘をさしています。年齢問わず企業から必要とされる人材になるためには、今勤めている会社でのみ通用するスキルではなく、どの企業でも活用できる「専門性」「突出した強み」といったものが重要であると指摘しています。

(ソース)
DODAのHP:“35歳転職限界説”の崩壊。即戦力のニーズ拡大が影響


■「中高年」の不利をはねのけるために

私自身は、「中高年 転職」を成功させるためには、次の3つが決定打になると考えています。

1、志望職種に近い職務経験
2、熱意
3、根性

1、志望職種に近い職務経験

転職では、職務経験があることが前提。ですが、未経験だとしても、簡単にあきらめない方がいいと思います。

たとえば医療事務であれば、銀行で事務の経験があったとしたら、個人的には高く評価します。銀行の事務は厳しい仕事であることが分かります。ですので、たとえ中高年・未経験であっても、ハンデをはねのけられるだろうと評価してくれる人が出てきます。

未経験の場合、こんな風に何等か志望職種に近い業務経験がなかったか、過去を振り返ってみることをお勧めします。

2、熱意

即戦力にこだわる人事がいたとしても、いざ面接になると、「熱意のない経験者」より「熱意のある未経験者」の方を評価するもの。

ですが、志望動機については、おろそかにしはいけません。志望理由は、熱意を伝えるための絶好の機会だからです。

たとえば、SNSやYahoo!知恵袋といったものを通して、いろいろと情報が集められます。可能であれば、その企業のイベントに出たり、社員の話も聞いたりして、志望動機で、「なぜその企業でなければならないか」を説得できるとよりよいです。

3、根性

これは私自身の転職体験なのですが、未経験で営業の会社の選考をいくつか受け、内定をいただきました。効果があったと思うのは、自己PRの1つで、「フルマラソンを完走した根性」をアピールしたことです。「何が何でもやり遂げます」という強い意志を的確に伝えられれば、ハンデを乗り越えて内定する確率がグンと上がります。


■転職サイトには多めに登録

転職サイト大手のリクナビネクストやマイナビは、求められる条件がシビア。35歳以上の人は、求人数はガクンと少なくなります。リクナビやマイナビは、掲載料が高いので、資金力に余裕のある大企業や成長企業が多いです。結果として、志望者の人気が集中し、競争倍率が高くなる傾向があります。

ただ、チャンス情報がありますので、中高年もリクナビネクストやマイナビは活用した方がいいです。

しかし、大手の人材紹介会社には期待しすぎず、他の転職サイトにも多めに登録しておきましょう。私が転職したときも、リクナビ・マイナビ以外に3つ4つサイトに登録し、さらにハローワークも活用していました。ハローワークは、年齢不問の求人が見つかりやすいです。

以上、40代からの転職の準備・対策についてまとめてみました。

たとえ40歳を超えていても、未経験であっても、決してあきらめないこと。たとえ10社、20社に断られても、「絶対あきらめない。100社でも200社でも受け続けてやる」という強固な意志を持つことこそが、転職成功のカギだと思うのです。