【月々１０万円もらえる「職業訓練受講給付金」って？】
職業訓練受講給付金（旧 訓練・生活支援給付金）とは、医療事務講座など、授業料無料の職業訓練「求職者支援訓練」を受けながら、月々１０万円のお金までもらえる制度。そんなウソのような施策が、ハローワークを窓口にして行われています。
（ただし、この資格取得講座は、授業自体は無料ですが、テキスト代等が実費で必要です）
求職者支援訓練の対象は次のとおり。
離職中の社会人で、雇用保険の受給資格がなく、しかも、収入や資産の少ない人。具体的には、主婦とか、フリーターとか、転職活動中の社会人などが当てはまります。条件に合致する人がハローワーク経由で申し込みした場合、ニチイ学館や日本医療事務協会（日本教育クリエイト）といった資格学校の講座が授業料無料になるのです。
職業訓練受講給付金は、資金的に余裕のない社会人が、経済的な心配なく手に職をつけられるように、という趣旨で支給されています。なので、審査条件も、「月収８万円以下」など、「訓練期間中に経済的な心配がある社会人」ということになるわけです。
【具体的な条件は？】
職業訓練受講給付金がもらえるのは、以下の人です。
・雇用保険の受給資格がない社会人
・本人収入が月８万円以下
・世帯全体の金融資産が３００万円以下
・世帯全体の収入が年間３００万円以下
・現住所以外に土地・建物を所有していない
・同世帯の中に同時にこの給付金を受給している人がいない
・求職者支援訓練（旧 基金訓練）の授業に８割以上出席
・過去３年以内に、不正な行為により給付金の支給を受けたことがない
・訓練期間中、ハローワークに来所し、職業相談を受けること
・過去に給付金をもらった場合、受給から６年以上経過していること
（参考）
・厚生労働省ＨＰ（求職者支援制度のご案内）
http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyou/kyushokusha_shien/index.html
【疑問は、Yahoo!知恵袋で解消】
生活支援給付金との違いや、受給期間中にアルバイトをしていいのか、など、さらに細かい条件を知るには、Yahoo!知恵袋が便利。
職業訓練の口コミ・評判を実際にYahoo!知恵袋で見てみると、「競争倍率が高い」とか、「就職への意欲について、事前の面接選考で厳しく聞かれる」といった声があります。また、中には、「居心地が悪かった」との評判も見受けられます。なので、有料のスクールや通信講座も一緒に比較検討しておいた方がよさそうです。
・Yahoo!知恵袋：「職業訓練 医療事務」の検索結果
http://chiebukuro.search.yahoo.co.jp/search?p=%E8%81%B7%E6%A5%AD%E8%A8%93%E7%B7%B4%E3%80%80%E5%8C%BB%E7%99%82%E4%BA%8B%E5%8B%99&flg=3&class=1&ei=UTF-8&fr=common-navi
・Yahoo!知恵袋：「職業訓練受講給付金」の検索結果
http://chiebukuro.search.yahoo.co.jp/search?p=%E8%81%B7%E6%A5%AD%E8%A8%93%E7%B7%B4%E5%8F%97%E8%AC%9B%E7%B5%A6%E4%BB%98%E9%87%91&flg=3&class=1&UTF-8=ei&fr=common-navi
実際に口コミを見てみますと、職業訓練の医療事務講座は、受講費用が格安ということもあり、あまり熱心な雰囲気ではなかったとの評判も見受けられます。
【最終的には、ハローワークで確認】
窓口はハローワーク（職安）ですから、直接電話してしまうのが、もっとも手っ取り早いです。住所や電話番号は、以下のＵＲＬ（厚生労働省のＨＰ）で確認できます。
http://www.mhlw.go.jp/kyujin/hwmap.html
なお、医療事務自体が人気資格ということもあり、職業訓練の医療事務は競争倍率が跳ね上がる傾向にあります。２倍を超えることがよくあるのです。面接等が課され、全員が受講できるわけではありません。
ですので、内容の充実した有料の資格取得学校も、選択肢に加えておくことをおすすめします。資格学校や通信教育の大手としては、通学ならのニチイ学館やソラスト（旧 日本医療事務センター）、日本医療事務協会、通信ではユーキャンなどが比較的よく知られています。
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