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2012年10月28日日曜日

【中国経済の実態】55%が貯蓄ゼロの極貧状態(2012年)

【中国経済の実態:55%が貯蓄ゼロの極貧状態】

上位10%の家庭が、民間貯蓄の75%を所有している。
これが、中国経済の実態だと言います。

一方で、55%の中国の家庭は、貯蓄をほとんど持っていないというのです。

(ソース)
・サンケイビズ:中国、55%が貯蓄ゼロの極貧状態 反日の背後に「仇富と仇官」
(2012年10月28日)
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121028/mcb1210280931002-n1.htm

富を得られる人から裕福にさせ、その富が庶民にも行きわたるようにする。

そんな展望のもと始まった中国の開放政策ですが、一部の人が裕福になっても、庶民がそのおすそ分けを得ることはできていないようです。

上記の記事では、富裕層は外国の不動産などに投資しており、お金は、中国国内よりも、海外に向かって行ってしまっていると指摘しています。


【資本・金融収支が2期連続赤字】

過去の記事で触れましたが、投資家が資金を引き揚げたことから、中国は2四半期連続で、資本・金融収支が赤字になりました。

中国経済崩壊のはじまり?資本・金融収支が2期連続赤字

いかにして富の再分配を行うのか。そして、内需を拡大するのかが、中国経済の喫緊の課題と言えそうです。