【月々10万円もらえる介護職員実務者研修?】
「授業料が無料であるばかりか、月々10万円もらえる」。そんな介護福祉士養成のための実務者研修(介護福祉士実務者研修、介護福祉士実務者養成施設)の資格取得の方法があります。
ハローワーク(職安)の職業訓練「求職者支援訓練」なら、授業自体は無料(ただし、テキスト代等のみ、費用がかかります)。職業訓練のうち求職者支援訓練の場合、「月収8万円以下」などの条件をクリアすれば、訓練期間、月々10万円の給付金がもらえます。実務者研修に限らず、介護職員初任者研修課程の資格取得講座もあります。
ハローワークの職業訓練は、主に離職中の社会人に対して行われています。
ハローワークの介護福祉士実務者研修課程の職業訓練校には、大きく2種類あります。
・求職者支援訓練(雇用保険の受給資格のない社会人に限定。旧 基金訓練)
・公共職業訓練
雇用保険の受給資格のない社会人とは、具体的には、主婦、フリーター、無職の社会人、転職活動中の人などです。
まず、求職者支援訓練は、全国の講座が次の検索ページで調べられます。
・求職者支援訓練認定コース情報検索
http://nintei.jeed.or.jp/kyushokushien/search/
この検索ページでは、地域ブロック別・都道府県別に、求職者支援制度の講座が検索できるようになっています。
地域ブロックは、次の10コ。
1、北海道 北海道
2、東北 青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県
3、関東 茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県
4、北陸 新潟県、富山県、石川県、福井県
5、中部 山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県
6、近畿 滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県
7、中国 鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県
8、四国 徳島県、香川県、愛媛県、高知県
9、九州 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県
10、沖縄 沖縄県
次に、公共職業訓練ですが、次のページなどで調べることができます。
・厚労省のHP:公共職業訓練
http://www.mhlw.go.jp/bunya/nouryoku/jarnal/tokusyu/2009_04.html
【職業訓練受講給付金の受給条件】
求職者支援訓練の場合、審査条件に当てはまると、月々10万円の給付金「職業訓練受講給付金」がもらえます。
受給の条件は次のとおり。
・離職中の社会人
・雇用保険をもらう資格がない
・本人収入が月8万円以下
・世帯全体の金融資産が300万円以下
・世帯全体の収入が年間300万円以下
・現住所以外に土地・建物を所有していない
・同世帯の中に同時にこの給付金を受給している人がいない
・求職者支援訓練(旧 基金訓練)の授業に8割以上出席
・過去3年以内に、不正な行為により給付金の支給を受けたことがない
・訓練期間中、ハローワークに来所し、職業相談を受ける
・過去に給付金をもらった場合、受給から6年以上経過している
(参考)
・厚生労働省HP(求職者支援制度のご案内)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyou/kyushokusha_shien/index.html
【疑問は、Yahoo!知恵袋で解消】
職業訓練や職業訓練受講給付金について、さらに細かい条件を知るには、Yahoo!知恵袋が便利です。
・Yahoo!知恵袋(職業訓練 介護 資格)
http://chiebukuro.search.yahoo.co.jp/search?p=%E8%81%B7%E6%A5%AD%E8%A8%93%E7%B7%B4+%E4%BB%8B%E8%AD%B7%E3%80%80%E8%B3%87%E6%A0%BC&class=1&aq=-1&oq=&ei=UTF-8
求職者支援訓練の授業を行っているのは、おもに、ニチイ学館や三幸福祉カレッジといった民間の学校です。厚生労働省が民間の学校に委託して訓練が行われるので、委託訓練とも呼ばれます。
【窓口は、ハローワーク】
問い合わせや申し込みの窓口は、最寄のハローワーク(職業安定所)です。
(参考)
・全国のハローワークの場所と電話番号
http://www.mhlw.go.jp/kyujin/hwmap.html
以上、無料の教室をご紹介しましたが、職業訓練は、給付金付きということもあり競争倍率が高くなることがあります。面接等が課され、必ずしも全員が受講できるわけではないのです。また、中には、内容の薄い授業を行っている職業訓練校も見受けられます。ですので、有料の資格取得学校も選択肢に加えておくと、よりよいと思います。
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・【変更点】介護福祉士になるには(資格取得の方法)