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2013年7月26日金曜日

【これで万全】日本語教育能力検定試験(学校,通信,独学 etc)

■独学で合格するには

日本語教育能力検定試験に独学で合格するには、過去問研究がもっとも効果的。これは日本語教育能力検定に限りませんが、検定試験には出題の傾向があります。なので、よく出題されている分野中心に勉強するのが効率がいいです。

Yahoo!知恵袋には、過去問研究を中心に勉強して日本語教師の試験に合格した人の話が掲載されています。

(参考)
Yahoo!知恵袋:独学で日本語教育能力検定試験に合格をして現在、日本語教師をしてる方に質問です。

また、同じくYahoo!知恵袋では、「日本語オンライン」というサイトや『日本語教育ジャーナル』(アルク)という雑誌を勧める声もあります。

日本語オンライン

日本語教育ジャーナル(アルク)

日本語オンラインには求人情報も掲載されているので、人気のある就職先に就職するためにはどんな勉強や経験が必要なのかを知るにも役立ちます。

ただ、独学というと、どうしても勉強分野や勉強方法にかたよりが出てしまうことがあります。ですので、プロが教材をつくっている通信講座を活用するのも一手。通信教育では、キャリアカレッジジャパンの「日本語教育能力検定試験合格指導講座」などがあります。キャリアカレッジの講座の場合、講師陣によるマンツーマンの添削、過去の出題傾向を分析したテキストが特色。また、聴解問題に対応したCDも付属しています。


■日本語教師検定試験は難易度が高め

wikiによれば、2011年は、日本語教育能力試験の応募者数7,034人、受験者数5,732人、合格者数1,527人。合格率は26.6%。難易度は ちょっと高めです。

(ソース)
wiki:日本語教育能力検定試験

難易度が高い資格試験の場合には、できれば学校に通うのがいいと思います。高校受験や大学受験でも、難関校になればなるほど、指導法に熟達した塾や予備校出身の人が多くなる傾向があります。日本語教師の講座でよく知られている学校には、ヒューマンアカデミーや千駄ヶ谷日本語研究所といったところがあります。


■日本語教育能力検定試験とは

念のため、検定試験の説明もしておきますね。

日本語教育能力検定試験は、財団法人 日本国際教育支援協会が主催し、社団法人日本語教育学会が認定している検定試験。

日程は、年に1度、10月の第3日曜日に実施されています。公式HPによれば、2013年の試験日程は次のようになっています。

・出願期間

  平成25年6月24日(月)から8月12日(月)まで(消印有効)

・試験日

  平成25年10月27日(日)

・合否結果通知の発送

  平成25年12月20日(金)(予定)

(公式HP)
JEES 公益財団法人 日本国際教育支援協会


■「日本語教師養成講座420時間」という選択肢も

日本語教師になるためには、日本語教師養成講座を修了する方法もあります。

ご存じの方も多いと思いますが、日本語教師の求人では、条件として、「日本語教育能力検定試験合格、あるいは 日本語教師養成講座420時間修了」となっているケースが多いのです。420時間の養成講座は修了するのが容易。一方の日本語教師検定は合格率が3割程度。そのため、「確実に日本語教師になりたい」と考える人の場合は、養成講座を受講する傾向があります。

文化庁は、「教員養成のための教育内容についての報告」で「標準的なシラバスの内容を修得するには420時間以上の履修が必要」としています。これが俗に「新シラバス420時間」と言われるもので、日本語教育必修科目の最低修得時間になっています。

私はいくつか日本語教師養成校に電話して聞いてみたのですが、ヒューマンアカデミーのスタッフの話ですと、「養成講座を修了していて大学を卒業している人の場合は、就職には支障がない」とのことでした。

日本語教師養成講座では、日本語教育について基本的な知識を押さえますので、それを踏まえて検定試験の対策をすると、スムーズに学習を進めることができます。


■どんな学校があるの?

資格学校としては、先述のヒューマンアカデミー(全国)や、千駄ヶ谷日本語研究所(東京)、大阪文化国際学校(大阪)といったところがあります。

ヒューマンアカデミーと千駄ヶ谷日本語研究所に電話して聞いたことは次のとおり。

〇ヒューマンアカデミー

週1~3回通学。「半年の授業+3か月の実習(モデル授業)」が基本。働きながらの場合、土日に通うこともできます。検定試験の合格率自体は3割程度ですが、ヒューマンの新宿校は、高いときで59・5%だったことがあるそうです。無料で授業見学もできるとのこと。

〇千駄ヶ谷日本語研究所

10月からのクラスは6か月で修了。月曜から金曜まで通います。働きながらの場合には、土曜日クラスもあります。こちらの期間は1年間。検定試験の直前対策にも力を入れています。

大阪文化国際学校は、HPを見てみますと、実習中心の授業をしているようです。


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