【地図まとめ・茨城県のホットスポット】 *2011年8月5日更新版。
(地図)
・放射能汚染マップ(群馬大学早川由紀夫教授作成。2011年7月26日更新版)
(地図)
・取手市・柏市周辺のホットスポットMAP - Google マップ
【放射能汚染対策】
放射線量ホットスポットは、地形や、風、そして雨などの影響で不特定多数の地域に点在する結果となりました。隣の町の放射線量が低くても、自分の町の放射線量が低いとは限りません。今後、できるだけ広範囲にわたり詳細な調査を行っていく必要があります。
中部大学の武田教授によれば、家の内外の掃除や表土の除去や掃除が放射線量を下げるのには効果的であるということです。放射線量の高い場所には放射性物質があります。イメージとしては花粉への対処に似ているようです。放射線が高い地域では、外出時にはマスクを着用し、内部被ばくに留意します。さらに、外出後はシャワーを浴びるようにすると、体についた放射性物質が洗い流せるとコメントしています。
【地上1メートル前後での計測】
2011年5月になってようやく、地上1メートル前後で計測が自治体でも行われるようになりました。すると、福島県にとどまらず、関東地方でも放射能ホットスポットが点在することがわかってきました。これまでは地上10メートル、20メートルの観測数値に慣れていただけに、関東地方の人たちはびっくりしました。
以下の数値は、『週刊朝日』6月24日号(p.22)からの抜粋です。単位は1時間当たりの放射線量:マイクロシーベルト。
・取手市 0.127~0.419
・守谷市 0.151~0.515
・牛久市 0.143~0.432
・龍ヶ崎市 0.111~0.456
・ひたちなか市 0.108~0.509
・高萩市 0.13~0.40
週刊朝日によれば、調査主体は市と村。調査期間は5月下旬から6月上旬です。そして上記の数値は、地上0.5メートルの測定値になります。ひたちなか市の平磯海浜公園で0.509、守谷市の市役所近くの幼稚園の表土で0.628(6月8日)が計測されたとのことです。
一般人の年間許容放射線量積算値は1ミリシーベルト(1000マイクロシーベルト)。1時間に直すと0.114マイクロシーベルトです。ですので、規制値の数倍の地点が茨城県内にあるということになります。放射線量が高い地域では、放射性物質除去を行っていく必要がありそうです。
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