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2013年8月20日火曜日

【1番人気はOCN?】MVNO 比較【競合5社の速度を徹底検証】

■ MVNO 比較

*2015年10月13日更新版。

2015年4月現在、私は「OCN モバイル ONE」(NTTコミュニケーションズ)を使っています。今回の記事では、私の利用経験や、各社に電話で聞いた内容も踏まえて、OCN も含めた5社のMVNO(格安SIM)を中心に比較してみました。


■ 人気の5社ってどこなの?

MCAが2014年10月に実施したネットユーザーへのアンケート結果で、利用者が多かった上位5サービスは次のとおり。

1位 OCN モバイル ONE
2位 IIJmio
3位 BIGLOBE 3G・LTE (うれスマ)
4位 BIC SIM (ビックシム)
5位 b-mobile

シェア1位は「OCN モバイル ONE」で、全体の2割だったそうです。とくに上位4つが良心的な格安SIMだと思うので、おすすめです。

格安SIM 人気ランキングについては、当ブログの次の記事でまとめています。

【最新まとめ】 格安SIM 人気ランキング 【MVNO比較】


■ MVNOとSIMカード

念のためですが、ドコモのMVNO(格安SIM)は、NTTドコモの回線を業者が借り受けて、データ通信サービスを提供しています。

SIMカードは、携帯電話やスマホの電話番号を特定するためのICカードですね。

MVNOでは、スマホのSIMカードを差し替えることで、格安のネット通信サービスが利用できるようになります。私の場合ですと、グーグルの「Nexus 5」(Yモバイル)のSIMカードをときどき入れ替えて、「OCN モバイル ONE」を試験的に利用しています。

格安SIMの入門知識については、次の記事をご覧ください。

【2015年版】 ゼロからわかる格安SIMカード 【比較】


■ OCN モバイル ONE

月額972円(初期費用3,240円)の低価格SIMで人気の「OCN モバイル ONE」。スマホのSIMカードを差し替えて設定を行えば、すぐに利用できるようになります。購入方法は、ネット経由などとなっています。私は、NTTコムストアのサイトから申し込んだところ、翌日には佐川急便でSIMカードが到着。利用を開始することができました。

アマゾンを見てみますと、2015年10月13日現在、「OCN モバイル ONE 【データ通信専用】 マイクロSIM」の評価は5点満点中4・3点。カスタマーレビュー数は1,279件。かなりの人気です。

私が「OCN モバイル ONE」を選んだポイントは、「回線の安定度」。NTT系列のサービスは、回線が安定しているのが最大のメリットの一つだと思います。


■ 「OCN モバイル ONE」ってどれくらいの速度が出るの?



上記の動画の場合ですと、実測速度は、高速時下り 1・50 Mbps、上り 0・40 Mbps低速時下り 0・62 Mbps、上り 0・14 Mbps。例外的なケースかもしれないのですが、低速時でも下り 620 kbps の速度がでています。この動画では、低速時でも、若干止まりながらも動画視聴(低画質モード)ができています。

私は群馬県に住んでいるのですが、スピードテストの結果は次のとおりでした。

〇 2015年1月21日(水) 15時頃(群馬県)

・高速時

  下り 8・37 Mbps
 上り 1・14 Mbps

・低速時

  下り 0・25 Mbps
 上り 0・31 Mbps

これだけの速度が出ていますと、高速時にはまずまずの画質での動画視聴が可能。低速時には安定して200kbps前後の速度が出ています。速度制限時であっても、スマホですと、低画質(144p)なら、何とかYouTube動画も見られています(ただし、画質はあまりよくないのですが)。

「OCN モバイル ONE」については、次の記事でも解説しています。

【最新まとめ】 OCN モバイル ONE 【速度 評判 口コミ】

「音声対応SIM」については、次の記事で取り上げています。

【最新まとめ】 「音声対応SIM」OCN モバイル ONE (口コミ・評判)


■  「mio高速モバイル/D ミニマムスタートプラン」(IIJmio)



上記の動画では、「IIJmioミニマムプラン」「b-mobileイオンSIM」の速度比較をしています。この動画ですと、「IIJmioミニマムプラン」の方がずっと速いです。

IIJmioの972円(初期費用3,240円)のコースでは、毎月3GB分の高速通信容量があります。高速通信ができる通信容量のことをIIJmioでは「クーポン」と呼んでいます。

IIJmioについては、当ブログの次の記事でまとめています。

【最新まとめ】 IIJmioのSIM「mio高速モバイル/D」 【口コミ・評判】


■  「BIGLOBE LTE・3G エントリープラン」(BIGLOBE)



上記の動画の実測速度は下り 5・32 Mbps、上り 4・70 Mbps

もっとも安い月額972円(初期費用3,240円)のコースが「エントリープラン」。月間総通信量が 3GBを超えると、通信速度が最大 200kbpsに制限されます。

高速時に関しては、「OCN モバイル ONE」と速度は互角。低速時についてはやや「OCN モバイル ONE」の方が安定しているように感じます。

BIGLOBEのデータ専用SIMについては、当ブログの次の記事でまとめています。

【下りは OCN の方が速い?】 biglobe sim (速度、口コミ・評判)

音声通話SIMについては、次の記事をご覧ください。

【最新まとめ】 「音声通話SIM」 BIGLOBE LTE・3G (口コミ・評判)


■ BIC SIM

「IIJmio」のSIMカードを扱っていますので、サービス内容はほとんど「IIJmio」と同じです。

電話で聞いたところでは、「IIJmio」との違いは「Wi2 300」(ワイツー300)くらいとのことでした。

「Wi2 300」は、次世代無線LAN規格の「11ac」を含む、全国最大規模のエリアと言われる公衆無線LANサービス。公共交通機関、カフェなどでWi-Fi(無線LAN)端末を インターネットに接続することができます。

エリアなど、くわしいサービス内容は以下の公式ページにてご確認ください。

(参考)
Wi2 300 公衆無線LAN

「OCN モバイル ONE」との比較については、次の記事をご覧ください。

【格安SIMならどっち?】「BIC SIM」 vs 「OCN モバイル ONE」


■ b-mobile

高速定額(データ通信のみ)は、使い放題で月額 1,980円(税別)。

電話で聞いてみたところでは、「高速定額の具体的な速度は言えない」とのお話しでした。


■ LINEは使える?

「OCN」や「IIJmio」、そして「BIGLOBE」などの良心的な格安SIMサービスでは、LINEはおおむね問題なく利用できているようです。

格安SIMでのLINEの利用については、次の記事を参考にしてください。

【徹底検証】 「OCN モバイル ONE」でLINEは使えるの?


■ SMS機能はどうする?

SMS機能付きの格安SIMにすると、バッテリーの減りが速くなる問題が解決したり、スマホ・アプリなどの登録の際のSMS認証ができたりします(LINEなど)。私は、ときどきスマホ・アプリ等でSMS認証を求められるため、SMS機能つきのSIMを使っています。

格安SIMにSMS機能を付けるメリットについては、次の記事で解説しています。

【疑問解消】 格安SIMにSMSを付けるメリットは? 【MVNO】


■ 格安SIMは、こんな人に向いている

格安SIMは、通信料金が安いかわりに、速度制限があったり、速度そのものがちょっと遅かったりします。

たとえば、「OCN モバイル ONE」の場合ですと、1日 110 MB(高速・低速通信の合計)を超えると、当日中の速度が最大 200 kbpsに制限されます。ただし、翌日には制限が解除されます。

110 MBの目安は、テキストメールなら22,000通、WEBサイトなら440ページ分、動画なら 55分、IP電話アプリ「050 plus」による通話なら 7・3 時間分 ほど。

ですので、「高画質動画はちょっと我慢してもOK」「格安でメールやLINE、twitter、facebook、その他ウェブのチェックをしたい」「外では動画はほとんど見ない。自宅では光回線の「WiFi」(無線回線)でスマホのネット利用ができる」といったタイプの人に向いています。


■ 1GB、3GBってどれくらいの通信量なの?

1GBや3GBの通信容量のめやすについては、以下の記事で取り上げています。

【疑問解消】 1GB,2GB,3GBってどのくらいの通信量?


■ facebookページのご案内

facebookページも開設しています。よろしければのぞきに来てくださいね。

facebook:ゼロからわかる格安SIM

facebook:超入門!OCNモバイルONE


■ 「ぷららモバイルLTE」や「Umobile」も注目

「無制限」をうたった格安SIMとしては、「ぷららモバイルLTE 定額無制限プラン」「Umobile LTE使い放題プラン」などがあります。

「ぷららモバイルLTE」については、次の記事で掘り下げています。

【最新まとめ】ぷららモバイルLTE 定額無制限プラン(口コミ・評判)


■ 動画好きなら「WiMAX」や「Yモバイル」も魅力的

動画再生を楽しみたい場合には、「WiMAX」 (ワイマックス)「Y!mobile」(ワイモバイル)が人気です。

「WiMAX」には、「速度制限一切なし」ノーリミットモード(2015年春から下り最大 13・3 Mbps)があります。

Yモバイルは、ルーター「Pocket WiFi 305ZT」で契約した人対象に、「使い放題」を前面に押し出したキャンペーン中です(ただし、直近3日間で約1GBを超える人については速度制限を行う方向のようです)。


【関連記事】

【安くて速いのは?】格安SIMカード比較【OCN vs IIJmio】