【東都生協の独自測定結果】
東都生協は、食品の放射能汚染の測定を行い、HP上で公表しています。5月~6月の茨城県産の農産物等の測定結果がサンデー毎日・7月17日号に掲載されました。数値は次の通り。内訳は、放射性セシウム134と137の合算値です。放射性ヨウ素については、半減期が短いために検出されませんでした。
※単位はベクレル(1キロあたり)。
・じゃがいも 2.2
・枝豆 2.2
・原木栽培生しいたけ 139.0
・鶏肉ムネ 0.7
・産直たまご 0.7
・梅 87.9
・たまごプリン 11.3
・アンデスメロン 3.3
・小玉すいか 3.4
・たまごプリン 1.8
(参考)
*東都生協公式HP
暫定規制値は、セシウムであれば1キロあたり500ベクレル。ただ、この暫定基準値については、「高すぎる」という専門家からの批判があります。
【梅としいたけに注意】
茨城産といっても、品目によってセシウム汚染の状況は大きく異なります。梅やしいたけについては、基準値以内ではありますが、高めの数値が測定されています。ですので、産地だけでなく、セシウムが濃縮されやすい品目なのか、そうでないのか、ということも念頭において、食品の購入をする必要がありそうです。
このように、放射能汚染の測定がきちんと行われていれば、確かな情報をもとに食材を選ぶことができます。今後は、測定をきちんと行っている生協や、宅配業者などを活用していけば、セシウム汚染の少ない農産物や海産物が手にできそうです。
【セシウム汚染の疑いのある牛肉、ひたちなかで流通】
放射性セシウム汚染が疑われる牛肉が流通した問題で、県食の安全対策室は19日、県内で新たに2頭の肉計8・5キロの流通が判明したと発表した。埼玉県で食肉処理され、ひたちなか市内の卸売業者から他県の業者に販売された肉と、群馬県で処理され神栖市の業者が入荷した肉で、放射性物質が含まれていたかは不明。
・東日本大震災:汚染疑い牛、新たに2頭8.5キロ 県内で流通 /茨城 - 毎日jp(毎日新聞)
セシウム汚染牛問題、早く収束してほしいですね。