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2013年6月30日日曜日

【ゼロからわかる】 ゲームクリエイター 就職 (ゲーム,学校,転職 etc)


by ashinari

ゲームクリエイターになるには、理系の大学・大学院に行ったり、専門学校で学んだりして、就職活動で任天堂やバンダイナムコゲームスといった会社に正社員として入社する方法などがあります。

私は、キャリアコンサルタントとしてゲーム会社への就職を希望する学生を支援したことがあります。そうした経験を踏まえて、学校選択から就活・転職対策まで、ゲームクリエイターについてまとめてみました。


■ゲームクリエイターとは

wikiによれば、ゲームクリエイター (game creator) とは、ゲームの企画・制作を行う人の総称。通常はコンピューターゲームの開発者について使われる言葉ですが、ボードゲーム、カードゲーム、ゲームブック、テーブルトークRPG、トレーディングカードゲーム等、電源を用いないゲームの作家にも用いられるということです。

(ソース)
wiki:ゲームクリエイター

ゲームプログラマーとの仕事内容の違いについてですが、ゲームのプログラミングは、ゲームクリエイターの仕事の一部。プログラマーは、あれかじめ企画・設計されたゲームをつくる技術者です。建築にたとえると、「大工さん」といったところでしょうか。ただ、プログラマーの中には、クリエイターに近いこともしている人もいます。

(参考)
Yahoo!知恵袋:ゲームクリエイターとゲームプログラマーとプログラマーの違い


■まずはゲームをつくり始めよう

ゲーム会社で働くには、ゲームをつくり続けることが近道。学校では、ゲーム開発サークルに入ったりするといいです。中学・高校生の場合なら、パソコン研究会等で活動するのも一手。

全日本学生ゲーム開発サークル連合という団体もあるようです。そうした団体のイベントに顔を出してみるのもいいでしょう。このサークルのHPによれば、東京大学、早稲田大学、慶應大学、東京電機大学、電気通信大学、筑波大学、開成中学・高校といった学校のサークル・クラブが、団体に所属しているようです。

(参考)
全日本学生ゲーム開発サークル連合

また、専門学校や大学の学園祭に行って、ゲームサークルの人たちに話を聞いたりすれば、いい情報が得られると思います。


■ネットを通して知り合いになれることも

twitterブログで、ゲームクリエイターを探すことができます。うまくコミュニケーションがとれれば、ちょっとした相談をすることができるかもしれません。

(参考)
twitter検索:「ゲームクリエイター」の検索結果

また、ネット上では、ゲームクリエイターの文章を読むこともできます。たとえば任天堂なら、次のページにクリエイターなどの記事が掲載されています。

任天堂:現役クリエイターが自ら語る!ゲームクリエイターのお仕事

リンク先で、グラフィックデザイナー、サウンドクリエイター、シナリオライター、プログラマー、アートワーク、ディレクターの声に触れることができます。


■学校の就職実績を調べてみる

各学校のHPなどでは卒業生の就職先が見られるようになっていることが多いです。また、『就職四季報』(東洋経済新報社)という本を見ると、会社別に入社した人の出身大学を調べることができます。

ゲームクリエイターやゲームプログラマーなど、ゲーム関連の大学、専門学校、学部・学科は、「リクナビ進学」というサイトなどで検索できます。

プログラミングというと理系と考えがちですが、中には文系学部・学科出身のプログラマーもいたりします。プログラミングが好きだったり、適性があったりすれば、必ずしも理系である必要はありません。


■専門学校は不利か

よく言われる意見として、「専門学校に行くよりも4年制大学に行った方がいい」というものがあります。確かに、大手のゲーム会社であれば、難関大学・大学院の理系学部・学科の方が就職しやすいという面はあります。

しかし、専門学校がダメかというとそんなこともありません。たとえば、バンタンゲームアカデミーの場合ですと、カプコン、グリー、セガ、バンダイナムコゲームスといった会社、HALなら、任天堂、ソニー・コンピュータエンタテインメント、スクウェア・エニックスなどの企業に内定実績があります。
(各学校HPより)

Yahoo!知恵袋に、ゲームソフト開発会社で採用していたという人の投稿があります。それによれば、「専門学校でも大学でもどちらでもよい」と質問に答えています。「資格が必要かどうか」という点については、「新卒の採用基準に限れば特別な資格などは必要ないが、ゲームクリエイターの分野によっては専門的な知識が求められる」という趣旨の回答になっています。

(参考)
Yahoo!知恵袋:ゲームクリエイターに関しての質問です


■疑問解消にはYahoo!知恵袋が便利

ちょっとした疑問の解消には、Yahoo!知恵袋が役立ちます。

Yahoo!知恵袋:「ゲームクリエイター」の検索結果

ただ、Yahoo!知恵袋は、情報が少し古かったり、専門外の人が回答しているケースもあるようです。ですので、たとえば学校選択であれば、実際に学校に行って話を聞いてから判断した方がベターです。


■進路選択ではオープンキャンパスに参加

各大学や専門学校には、おのおの強みがあります。

大学進学は、受験勉強がちょっとタイヘンだったりします。人によっては、受験勉強に多くの時間を割くよりも、ゲームづくりに時間を割いた方がいいケースがあるかもしれません。また、大学・専門学校の別を問わず、「自分の尊敬する先生のもとで勉強したい」という人もいることでしょう。現在の自分にとって、どの場所が夢実現にもっとも近いのかを知るために、いろんな場所に足を運び、なるべく多くの人に話を聞いてみるのがいいです。

各学校、オープンキャンパスや相談会をやっています。ですので、そうした機会を積極的に活用してみてはいかがでしょうか。


■収入はピンキリ

たとえばスクウェア・エニックス・ホールディングスの場合、社員の平均年収は1925万円。セガサミーホールディングスは913万円です。ゲーム業界に限らず、大手企業であれば、年収は高くなる傾向にあります。しかし、中小企業であれば、かなり年収が低いケースもあり得ます。

株式上場している会社であれば、ヤフーファイナンスで平均年収を調べることができます。

(参考)
ヤフーファイナンス:スクウェア・エニックス・ホールディングス
ヤフーファイナンス:セガサミーホールディングス


■後悔のない就活をするために

当ブログでは、効率的な就活対策についても書いています。就活・転職活動中の方については、次の記事も参考にしてみてください。

【就活2015】スタート時に確認すべき7つの鉄則(インターンシップ etc)

【就活】おすすめの自己分析シート、ノート、他己分析のやり方は?

就活中の人は、「みんなの就職活動日記」というサイトに登録すると、各企業別の口コミや仕事・選考についての情報を集めることができます。


■就活ではキャリアコンサルタントにも相談

就職活動中の方は、履歴書や面接について、キャリアコンサルタントにも相談するといいです。キャリアコンサルタントは、たくさんの就活・転職希望者の履歴書や職務経歴書に目を通していますので、他の志望者と比較したうえでの客観的な意見を聞くことができます。

学生の場合には、就活サイトのイベントで面接の練習ができたり、キャリアコンサルタントに相談できたりするチャンスが結構あります。

社会人の場合には、キャリアコンサルタントに会って相談ができる転職サイトや人材紹介会社があります。そうしたサイトに登録し、自己PRできそうなことや、志望動機にできそうなことを相談してみましょう。専門家の意見もふまえて履歴書や職務経歴書をつくるようにすると効率的。

この際、一人のコンサルタントですと、少しアドバイスがかたよっていることがあります。ですので、2人以上から意見とその根拠を聞き、最後は自分の判断でアドバイスを取捨選択するようにするのがコツです。

夢実現のためには、行動し、同じ志を持つ人に数多く会って刺激を受け続けることが効果的。ときに勇気が必要なことも多々ありますが、失敗をおそれず、チャレンジを続けていただけたらと思います。