【シャープ、海外工場売却へ。経営危機・倒産の可能性は?】
ついにシャープ(sharp)が最終手段に打って出るようです。
北海道新聞によれば、台湾の鴻海精密工業に「海外にある液晶工場」の売却を検討しているというのです。
(ソース)
・シャープ、海外工場の売却検討 提携先の台湾の鴻海精密へ
(2012年8月11日)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/395464.html
それにしても、対応が後手後手にまわっている感がいなめません。
すでにシャープには、「即時、赤字事業からすべて撤退」以外の選択肢はないはずなのですが。
なのに、意思決定を迷っているうちに、どんどん赤字が膨らみ、資金繰りが厳しくなっている印象です。
赤字の原因は、中核事業である「液晶分野」が、韓国のサムスン電子などに惨敗したこと。ここから撤退し、赤字事業以外で会社を立て直すのは、容易なことではありません。
大胆で速やかな決断を期待したいです。
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