【中国経済危機:過度な投資依存体質】
中国経済は、過度に投資に依存しすぎている。
そんな警告があります。
ロイターによれば、中国で、投資がGDPに占める比率は約50%。今後、60─70%に上昇する可能性があるというのです。そして、投資には、外部調達の資金よりも家計貯蓄が使われていると言います。
(ソース)
・ロイター:中国は過度な投資に依存、リスク増大=IMF
(2012年11月29日)
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTJE8AR01420121128
健全な経済成長のためには、本来は日本のように、GDPの半分くらいが消費で占められるのがいいのではないでしょうか。
しかし、中国では貧富の格差が拡大し、庶民の消費は伸びず、投資が大きな比率を占めてしまっています。もし投資がうまくいかなかった場合には、焦げ付くのは家計貯蓄ということになるのでしょうか。
何やら、危険なにおいがします。
加えて、中国経済には3つの大きなリスクが存在します。
・人件費の上昇
・過剰供給力
・腐敗の横行
・今後の中国経済の停滞・失速リスク 「3つの要因」とは?
現在中国をおそっている経済危機は、かなり根が深いと感じます。