【中国経済の現状:高度成長時代が終了?】
中国では、高度成長時代が終わったように見えます。
中国の2012年の国内総生産(GDP)は、実質で前年比7・8%増と13年ぶりに8%を下回りました。東京新聞は、この現状を踏まえて、「年率10%前後の高成長時代に終わりを告げた」と報じています。
(ソース)
・東京新聞:中国 高成長に陰り 成長率8%割れ
(2013年1月19日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2013011902000128.html
今後の中国経済は、国内の消費をどこまで拡大できるかが焦点となりそうです。
しかし、消費拡大という課題の前に、「中所得の罠」というリスクが立ちはだかっています。
中所得の罠とは、1人当たりの平均所得が世界の中位レベルに達した後、発展方式の転換が進まないために、新たな成長の原動力不足を招き、経済が停滞すること。
・【中国経済の現状】「中所得の罠」におちいる中国(2013年1月)
中国では、一部の人だけが富み、大多数は苦しい生活を送っていると言われます。
この現状の中で消費中心の経済構造に変えていくのは、至難のワザだと感じます。