【チェルノブイリ級の汚染地域、茨城県に広く点在】
市民団体の調査によると、茨城の取手、つくば などで、チェルノブイリ原発事故級の放射能汚染が点在することがわかったということです。以下、ニュースからの引用です。
放射性セシウム134と137を合計した最高値は埼玉県三郷市早稲田の植え込みで、1キログラムあたり1万4140ベクレル。横須賀市港が丘の庭では2236ベクレル(うち137は1185ベクレル)が検出。同市の2009年度のセシウム137年間平均値は4・6ベクレルだったという。県内での調査地点は21カ所で平均は293ベクレルだった。
会見したメンバーの土井里紗医師は「首都圏はチェルノブイリほどの汚染はないと言われてきたが、それを否定する結果が出た。疫学的な研究を待っていては遅い」。紀藤正樹弁護士は「報じられてきた事実を市民グループが調べるまで、行政が何もしないのはおかしい」と指摘
・首都圏約130カ所で行った放射能土壌調査の結果を、市民団体が公表/神奈川:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社より。
【具体的な汚染地域の地名と、チェルノブイリ汚染区域の区分】
茨城の汚染地域の場所とチェルノブイリ・放射能汚染地域の区分は次の通りです。
採取日 採取場所 採取住所 /セシウム134/ セシウム137/セシウム合計/セシウム合計×65/チェルノ区分
・6.07 庭 龍ケ崎市 大塚町 311、376、687、 44655 第4
・6.28 庭 取手市 藤代 1481、1899、3380、219700 第3
・6.05 庭 つくば市 倉掛 683、809、1492、96980 第4
・6.06 庭 つくば市 古来 861、1020、1881、122265 第4
・6.06 庭 石岡市 大増 314、360、674、43810 第4
・6.08 庭 日立市 中成沢町 527、783、1310、85150 第4
参考)チェルノブイリの放射能汚染地域の区分
148万Bq/㎡~ (第1区域) 強制避難区域 直ちに避難、立ち入り禁止
55万5千Bq㎡~ (第2区域) 強制移住区域 移住の義務がある
18万5千Bq/㎡~ (第3区域) 希望移住区域 移住の権利が認められる
3万7千Bq/㎡~ (第4区域) 放射線管理区域 不必要な被ばくを防止するために設けられる区域
・首都圏(関東)土壌調査結果、関東全域で放射性物質に汚染されています。 - 放射能防御プロジェクト 木下黄太のブログ 「福島第一原発を考えます」より。
思いのほか、首都圏の放射能汚染は深刻で広範囲にわたっています。ですが、行政や自治体の対応は遅々として進まず。速やかに調査を行い、上記が事実であれば、除染作業などを行う必要があると考えられます。
【関連記事】
・【まとめ】茨城県の新米の放射能 検査結果(米,セシウム,放射線)
・【最新の放射線量】茨城県 放射能 ホットスポット(守谷市 取手市 etc)