【中国経済危機:ソロス氏「中国は勢いを失いつつある」】
家計消費が経済に占める割合が低下傾向にあり、同国の成長は鈍化している。
伝説の投資家として知られるジョージ・ソロス氏が、こう述べているというのです。
ブルームバーグによれば、ソロス氏は、「これまで機能してきた成長モデルが息切れしつつある。個人消費が国内総生産(GDP)に占める割合が低下しているためだ」と発言したそうです。
(ソース)
・ブルームバーグ:ソロス氏:中国は成長の勢い失いつつある-消費の割合低下で
(2012年10月16日)
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MBYL9H6KLVT901.html
【現状では「消費」が弱い中国経済】
過去の記事で触れましたが、中国経済を主導するのは投資。消費が弱い実態が明らかになっています。
・【中国経済の実態】現状では「消費」が弱すぎ(2012年10月)
日本にしても、アメリカにしても、GDPに占める消費の割合は、おおむね半分かそれ以上。中国が経済危機を乗り越えるためには、いかに消費主導の経済に変えるかが、今後の課題と言えそうです。
【関連記事】
・中国経済崩壊の危機。「隠れ債務」は430兆円?(2012年)