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2014年7月20日日曜日

【まとめ】 おすすめの「医療事務 通信教育」比較 【通信講座】


by ashinari

*2015年1月14日更新版。

■おすすめの「医療事務 通信教育」を比較

よく知られている通信の医療事務講座の「めざす資格」(代表的なもの)や「受講費用」(通常料金)は次のようになっています。

〇 ユーキャン

  ・めざす資格: 医療事務管理士技能認定試験
  ・料金         : 49,000円(税込)

〇 ニチイ学館

  ・めざす資格: 医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)
  ・料金
    医科: 60,480円(税込)
    歯科: 56,580円(税込)

〇 日本医療事務協会

  ・めざす資格: 医療事務検定試験
  ・料金         : 56,000円(税込)

〇 ソラスト(旧称 ニック,日本医療事務センター)

  ・めざす資格: 医療事務管理士技能認定試験
  ・料金
    医科: 30,000円
    歯科: 30,000円

〇 キャリアカレッジジャパン(キャリカレ)

  ・めざす資格: 医療事務検定資格
  ・料金         : 46,000円

※資格は、いずれも民間資格。

今回の記事では、上記の会社や学校に電話で聞いたことも踏まえて、各講座の特色などについてまとめました。


■人気の資格はどれ?

上記の中では、以下の2つがとくに人気がある印象です。

・医療事務管理士技能認定試験
・医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)

加えて、次の資格も押さえておくといいです。

・診療報酬請求事務能力認定試験

いずれの資格も医科歯科に分かれています。


■医療事務管理士技能認定試験

合格率医科:4割~6割、歯科:6割~9割くらいで、難易度はやさしめ。

(公式ページ)
医療事務管理士技能認定試験


■医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)

こちらの資格も難易度は低め。2012年7月から2013年3月にかけての合格率などのデータは次のとおりです。

・受験者数:3630人
・合格者数:2067人
・合格率 :57・0%

(公式ページ)
医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)


■診療報酬請求事務能力認定試験

この資格は難易度がちょっと高め。そのため、医療事務の仕事に就いてから取得をめざす人も少なくありません。合格率は、過去平均で29・6%(医科29・4%、歯科38・5%)。

(公式ページ)
診療報酬請求事務能力認定試験

対策講座を実施している学校としては、ヒューマンアカデミーなどがあります。

なお、上記3つの人気資格については、当ブログの次の記事で解説しています。

【3大資格をまとめて比較】 医療事務資格取得方法


■医療事務の転職は「実務経験」重視?

医療事務や調剤薬局事務の転職では、実務経験が重視される傾向があります。ただ、求人サイトでチェックしてみますと、応募要件として「医療事務資格保有者」となっているものもあります。

このようなことを踏まえると、最初に取る資格は、よく知られている資格であれば、いずれを選んでもよいと思います。

実務経験重視ということなので、資格取得で基本的な知識を身に付けたら、最初はアルバイトやパート、派遣などで、しっかり実務経験を蓄積。その後、待遇のよい仕事にステップアップしていくようにすると、スムーズかもしれません。


■パソコン操作も同時に習得

現場では、パソコンを使って仕事をする機会が多い傾向があります。ですので、医療事務関連のパソコン操作についても学んでおくことをおすすめします。


■各講座の特色は?

各通信講座の特徴は次のとおりです。

〇 ユーキャン

  ・受講期間のめやすは6か月 
  ・ユーキャンの全通信講座の中で医療事務講座が「人気1位」
  ・受講満足度 90%
  ・試験は自宅でテキストを見てOK
  ・初心者のためのわかりやすいテキスト
  ・充実の添削・質問サービス
  ・教育訓練給付制度対象講座

  ユーキャンのテキストは、「初学者でもわかりやすく」が基本。サイト上でテキスト見本を見ることができるのですが、図解・イラスト・色分けといった工夫がなされており、やはりわかりやすいと感じます。

〇 ニチイ学館

  ・受講期間は6か月
  ・受講期間中に3回まで通学の授業を無料で受講できる
  ・ていねいで的確な添削やアドバイス
  ・電話、メール、FAX、手紙で気軽に質問できる

  ニチイは医療事務資格学校最大手の一つ。全国400教室を展開するニチイならではの通学と連動したサービスが強み。

〇 日本医療事務協会

  ・受講期間のめやすは3か月
  ・担任講師がきめ細かくサポート
  ・メール・TEL・FAX・郵送で質問ができる
  ・通学コースの授業に5回まで無料で参加OK
  ・ポイント解説を動画で無料配信
  ・資格試験を自宅で受験できる

  電話で聞いたところでは、日本医療事務協会の医療事務講座の対象は医科。「医療事務検定試験の合格率は8割ほど」とのこと。ニチイ同様、教室を展開しているので、通学との連動が特色。

  (参考)
  ・日本医療事務協会:医療事務検定試験とは

〇 ソラスト

  ・受講期間のめやすは、医科:5か月、歯科:4か月
  ・試験合格率 80%
  ・「無料質問制度」や「無料延長制度」あり
  ・医科:ソラスト・オリジナルのテキストを使用
  ・歯科:歯科医院の医療事務に特化したテキストを使用
  ・医科・歯科ともに教育訓練給付制度対象講座
  ・就業サポートが充実

  ソラストも医療事務講座では歴史があります。電話で聞いたところでは、「合格率の高さ」「カリキュラムが充実していること」が強みとのこと。

〇 キャリアカレッジジャパン

  ・学習期間のめやすは3か月
  ・JADPの資格には、信頼と実績がある
  ・大学や短大でも採用されているわかりやすい教材を使用
  ・在宅でテキストを見ながら受験が可能
  ・職務経歴書の作成をサポート

  付録として「夢が叶う手帳」が付いてきます。スケジュール管理を行うことで、「明日やろう」を「今すぐやろう」に切り替えることができるのだとか。

  (参考)
  ・一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP):医療事務検定資格


■「受講費用の2割が戻ってくる」教育訓練給付制度とは

教育訓練給付制度は、一定期間 雇用保険に加入している人(あるいは過去に加入していた人)が厚生労働大臣の指定する講座を修了した場合、本人が支払った学費の20%(上限10万円)が戻ってくる制度。

医療事務の通信教育の場合、講座によって適用になるケースがあります。

教育訓練給付制度については、当ブログの次の記事をご覧ください。

【ゼロからわかる】 教育訓練給付制度 【条件と対象資格】


■通信と通学、おのおののメリットは?

通信講座のよい点は、テキスト・教材がセットになっていることや、いつでもどこでも勉強に取り組めることなどがあります。

スクールのよい点は、ベテラン講師がわかりにくい箇所をかみくだいて教えてくれることや、その場で質問ができることなどがあります。資格対策講座を行っている学校としては、ニチイ学館日本医療事務協会、そしてヒューマンアカデミーなどがあります。

双方メリットがありますので、一通り情報を集めて比較検討するとよいと思います。


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